【自己投影的レビュー】タイムリミットは15日間！フリーシナリオRPG「シルフェイド幻想譚」
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いしますm(_ _)m
皆様、お正月にお餅はたくさん食べましたか？
私はいつもお餅を食べ過ぎて正月太りをしてしまうのですが、今年はかなり控えました( ；∀；)
というのも、春から大学生なのでそれに先立ってイメージチェンジ…いわゆる”自分磨き”をしようと、12月の頭頃からダイエットをしているのです。
さて、あと何日持つか…。
それはさておき。
今回の「自己投影的レビュー」はコチラ！
「シルフェイド幻想譚」です！
あのゲーム制作ツール「WOLF RPGエディター」通称ウディタを制作した、SilverSecond様が制作したRPG。
フリーシナリオRPGということで、自由度の高さが特徴です。
ダウンロードはこちらのサイト様からどうぞ。
上のゲーム本体と同時に「RPGツクール2000 RTP」も必要ですので、お持ちでない方はこちらからダウンロードしてください。
詳しくは「続きを読む」から！
少々長いので、「自己投影的情報」まで飛ばしても大丈夫です。
ストーリー
それはシルフェイドと呼ばれる世界の、遠い遠い昔のお話。
人々は空に浮かぶ島で、『理力』と呼ばれる力と共に、
森に住む魔物を恐れつつも、なかば平和な日々を送っておりました。
そんな中、この天空島を見守っていた一人の人間――リクレールはある時、
15日後のこの島に大きな『災い』が起こるということを予知しました。
それは島の多くの生命を巻き込む、とても大きな『災い』のようでした。
「このまま私が何も干渉しなければ、きっと『災い』が島を襲ってしまう……」
そう思ったリクレールは、この天空島を守るために
その不思議な力で、ある一つの生命を生み出しました。
……そう、『あなた』のことです。
リクレールは、我々の住む場所とは別の次元にある『意識の海』から
『あなた』を引き上げて『身体』を与え、そして『あなた』にお願いをします。
「15日後に起こるであろう『災い』の正体を確かめ、
そしてそれを阻止して欲しいのです――」
――たった15日間の『あなた』の冒険は、ここから始まります。
公式サイト様より引用
あなたは「リクレール」という少女に生み出されます。
物語の舞台となるのは、「シルフェイド」という空に浮かぶ島。
「シルフェイドに『災い』が起こる」ということを予知したリクレールは、あなたに『災い』の阻止を依頼します。
タイムリミットは15日間。
あなたはたった15日間で世界を救うことができるのでしょうか。
＊戦いはスタイリッシュでサクサク。
主要登場人物
プレイヤーとシルフェイドの住人たちの一部。
あなたの旅路によって、最後まで出会わない者もいるかもしれません。
プレイヤー
リクレールによって生み出された人間。
人並み外れた力を持つ。
リクレール
プレイヤーに肉体を与えた少女。
神様のような存在。
儚げな容貌をしているが、意外にしたたか。
エージス
ある街の隊長。
剣の達人で、その腕前は王から魔王討伐の勅命を授かるほど。
かっこいいおっさんですが子持ち…。
イシュテナ
50年前に魔王を倒した賢者サリムの孫。
医者の夫と神童の息子がいる。
落ち着いた性格のお姉さん。
アルバート
シルフェイドの世界に迷い込んだ男性。
「別の世界」からやってきたためか、普通の人には言葉が通じない。
女主人公との宿屋イベントは必見。
謎の占い師
街の隅で占い屋を開いている老婆。
プレイヤーに様々な助言を与えてくれる。
ウリユ
盲目の少女。
未来を予知する能力がある。
シズナ
シンの姉。
弟思いの優しい性格。
シン
シズナの弟。
この姉弟のイベントは、プレイヤーの性別によってちょっと話の展開が違います。
プレイヤーは生まれて間もなき冒険者
リクレールによって『身体』を与えられるあなたは、いくつかの質問に答えなければなりません。
初めに性別を選びます。
能力は変わりませんが、一部イベントや会話が変化します。
次に名前を入力します。
何も入力せずに＜決定＞すると、「ナナシ」か「ゴンベエ」というセンスの欠けた名前になりますので、ぜひ入力してくださいね。
与えられたのは3つの力
シルフェイドの地に降り立つと、リクレールから3つの力を授かります。
1つ目の力は「15個の生命力」。
戦いで戦闘不能になっても、15回までは復活することができます。
＊よっぽどゴリ押ししないかぎり、使い切ることはないはず。
2つ目の力は「シルフェイドの世界の人々と話す能力」。
この力のおかげで、あなたはこの世界の人や物と関わることができるのです。
＊しかし動物や「この世界」の住人でない者には効果はない。
3つ目の力が「トーテムの力」と呼ばれるものです。
パートナーとなる3種類のトーテム
名前を入力した後、3種類のトーテムの中からどれか1つを選択します。
トーテムというのは守り神のようなもので、その力のおかげでプレイヤーは常人離れした能力を身に付けることができるのです。
クロウ
真面目な苦労人。
私はこのトーテムが一番好きです。
戦士系の能力なので扱いやすいし、何より会話が楽しい。
フェザー
良く言えば明るい、悪く言えば軽い性格。
武力も理力（魔力）もバランスよく育ちやすい。
移動時間（後述）が短くなるので、ゆっくり探索したい方向け。
プレイヤーが女性だと、いろいろおちょくってくれます。
スケイル
物腰柔らかなトーテム。
水の中も泳げるので、マップのショートカットはお手の物。
魔術師系の能力なので、理力（魔力）が強く育ちやすい。
その反面、物理攻撃に弱い。
プレイヤーが男性ならば面白いようです（当方女なので男性を選んだことがないのです）。
宿すトーテムによって上がりやすい能力が変わるので、自分に合ったトーテムを探してみましょう。
一歩一歩、時は進む
プレイヤーに与えられた制限時間は15日間です。
時はプレイヤーが1歩進むたびに、ゲーム内の時計が1分進みます。
この時計が0時を指すと日付が変わり、それが15回繰り返されてしまうとタイムリミットです。
単純計算で考えると、21,600歩進んでしまったら（合ってるかな？）『災い』の日が訪れてしまうということになります。
そこで先ほど紹介した「フェザー」や「スケイル」のトーテム。
これらを宿していると、移動時間がグッと短縮されますよ。
時間に応じて、街の人の生活も変化します。
＊朝（左）と夜（右）。更に深夜にも変化。
街の中は時間が経ちませんので、思う存分探索しましょう！
プレイするたびに変わるストーリー
このゲームはフリーシナリオPPG。
与えられた15日の間は、どこで何をするのも自由です。
しかし、時間は刻々と過ぎていきます。
もしかしたら、取り返しの付かないことをしてしまっているかもしれません。
もしかしたら、何か重大なことを見逃してしまっているかもしれません。
しかし、この冒険に正解の道などありません。
これは「あなたの冒険」なのですから。
＊先程まで人が住んでいたかのような街。何者かに襲われたのだろうか。
自己投影的情報
ここでは主に”自己投影プレイヤー”に向けた情報を載せております。
他に知りたいことがございましたら、コメントまたはTwitterでお知らせください。
主人公関連
| 項目 | 詳細 | |
|---|---|---|
| 名前変更 | ○ | 4文字まで |
| デフォルト名 | × | 未入力の場合「ナナシ」か「ゴンベエ」から選択 |
| 性別選択 | ○ | |
| 男女差分 | ○ | |
| 主人公のセリフ | × | 選択肢のみ |
| 主人公のモノローグ | × | |
| 主人公のボイス | × | |
| 主人公の容姿 | ○ | |
| 主人公の性格 | - | 無口無個性系 |
| 主人公の一人称 | - | |
| 主人公の年齢設定 | × | |
| 公式における「主人公＝あなた」表記 | ○ | |
| 主人公の境遇設定 | × | |
| その他細かい設定の変更 | × |
システム関連
| 項目 | 詳細 | |
|---|---|---|
| 一人称視点のムービー・スチルなど | × | |
| 恋愛要素 | × | 妄想できるなら |
| マルチエンディング要素 | ○ | 大筋は2種類 |
総評
| 項目 | 評価 | 一言コメント |
|---|---|---|
| 自己投影のしやすさ | ★★★★★ | 無口無個性系なのでまさに「主人公＝あなた」。 |
| シナリオ | ★★★☆☆ | 王道的。だけどちょっとあっさりし過ぎかな。 |
| グラフィック | ★★★★☆ | ウディタを思い出すマップチップ。 |
| サウンド | ★★★☆☆ | 神秘的なBGMが素敵。通常戦闘がお気に入り。 |
| システム | ★★★★☆ | 戦闘が凄いサクサク！ストレスフリー。 |
| 難易度 | ★★★☆☆ | 初見でも余裕でクリア。 |
| 個人的オススメ度 | ★★★★☆ | ストーリーよりやりこみ要素を求める方に。 |
まとめ
とても丁寧に作られている作品。
一見硬派な物語に思えますが、所々にギャグが散りばめられています。
ですが、ストーリーがあっさりし過ぎで少し残念。
私は長編RPGが好きなので、あまり肌が合わなかったのかもしれません。
しかし「あっさり」といっても、「薄っぺらい」わけではありません。
2周目でとあるEDに到達できた時には「2週目をやって良かった」と思えるような物語でした。
ぜひ、1週目は攻略を見ずにクリアすることをおすすめします。
ゲーム本体のDLはこちらから！（「RPGツクール2000 RTPはこちら」）
それでは～
